はじめに
NASを大切な写真や動画などのデータを保存する為に使用する場合、動作の安定性が一番だと思います。
ハードディスク・メモリ等、取付増設を行う時は、Synologyの互換性リストをしっかり確認して、動作確認できているパーツを使用しましょう!
DS720+のオススメ構成!
DS720+の互換性リストから、コストや入手のしやすさなどを考えピックアップしました。
同時に発売された、4ベイのDS920+でも同じパーツが使用できると思います。
HDD・SSD
HDDは、互換性リストにあるSeagate・Western Digital・Toshiba製からチョイスする事になり、一応、1つでも使用する事は出来ますが、同じものを2つ購入しRAID1で使用するのが良いと思います。
SSDは、メリットも有りますが、コスト・容量から考えて余程専門的な使用方法でなければ、必要無いと思います。
M.2 SSD
DS720+では、2つのM.2 SSDを増設する事ができ、SSDキャッシュとして使用できます。
1つの増設で読み取り専用キャッシュ、2つ増設する事で読み書きキャッシュとなるので、2つ増設するのがオススメです。
容量は、キャッシュなので HDDの容量に合わせて購入しましょう。
Synology・Seagate・Intel・Samsungが互換性リストにあります。
Synology純正品を使用するのがオススメです!
増設メモリ
以前の記事でも書きましたが、Synology製のメモリ以外を使用すると、システムが不安定になったり、不適切なシャットダウンが発生する事があります。
どうしても、純正品は価格が高く、コスト的に非純正品に目が行きがちですが、互換性リストでも、Synology製しか無いので純正品を使用しましょう!
本題のメモリ増設(非純正8GB)
前にDS720+のログを確認した時、不適切なシャットダウンを繰り返している事がわかり、原因を調べてみるとメモリテストでエラーが発生しました。
SynologyAssistantのメモリテストでは、オンボードメモリと増設メモリのどちらでエラーが発生しているかは解らないので、増設した16GBのメモリを外し、再度メモリテストを行うとエラーは発生せず、暫く使用しましたところ、不適切なシャットダウンは発生しなかった事から、増設メモリに問題が有ったと推測できます。
しかし、もともと増設メモリモジュールの不具合だったのか、非対応のメモリを増設したから正常に動作しなかったのか、実際、原因ははっきりしてません。
なので、個人的にもう一度同じ16GBのメモリモジュールを買って試したかったのですが、もう一度同じ症状がでた場合、精神的にも金銭的にもダメージが大きいので、サイズを小さくして同じブランドの8GBのメモリを増設してみました。
で、今回購入したのがコチラ「Crucial(Micron製) 8GB – CT8G4SFS8266」
DS720+で使用できるメモリモジュールは、DDR4-2666の4GBで最大6GB(オンボード2GB+4GB)となってますので、当然、今回買った8GBも動作保証外となります。
前回を教訓に、今回はメモリ増設後、認識している事を確認し、直ぐにSynologyAssistantを使用してメモリテストを行いました。
結果としては、エラーは検出されず、使用中に変な挙動を感じる事も有りません。
メモリ増設後、約1週間ほど経過しましたが、不適切なシャットダウンも発生してないので、暫くこの状態で使用しながら様子を見ていこうと思います。
パソコンで考えると、対応しないメモリを試した場合、普通に認識して使えるか、認識しない、そもそも起動しない事が多いので、16GBのメモリを増設した時、NASは起動し認識もしていたので、メモリモジュールの不具合か、相性によっては16GBのメモリ増設はできるかも知れません。
決して、今回のメモリ増設で動作を保証できる訳では有りませんが、DS720+で仮想マシンの作成やdockerなど、多機能NASを活用する事を考えると、少しでも余裕を持ったメモリが欲しいですよね。
それに、Synology純正メモリとの価格差も大きいと思います!
互換性リストにないパーツを使用する際は、リスクを十分理解し、自己責任で楽しく行いましう!
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