Synology NAS DS218playのIPアドレスを手動で設定する

NASネットワーク気づいたこと

SynologyのNAS(Network Attached Storage) は、DSM(Disk Station Manager)と言う、WEBベースのオペレーションシステムが提供されており、単にファイル共有を行うだけではなく、色々なアプリケーションを起動できる多機能NASとなっております。

アーキー
アーキー

えっ、ウィンドウズ!?

DSMは、ブラウザでWindowsライクな操作が出来でき、DSMへのアクセスは、NASと同じローカルネットワーク内のパソコンから、ブラウザで「find.synology.com」と入力することで、IPアドレスが解らなくても、NASを検索しDSMにログインできます。

DSMでは、FTPサービスWordPressなど、簡単にWEB公開できるパッケージがあり、外部からのアクセスも考えると、ルーターのDHCPサーバーを利用したIPアドレスの自動割り当てより、手動でIPアドレスを設定した方が良いと思います。

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DSMでIPアドレスの手動設定

DSMにログイン

NASと同じローカルエリアネットワーク内で、ブラウザから「finde.synology.com」にアクセスし、DSMにログインします。

見つからない場合は、下記ダウンロードセンターからダウンロードして使用できる、デスクトップアプリケーションのSynology Assistantで、NASを検索してみて下さい。

コントロールパネル

DSMデスクトップ

左側に表示されているコントロールパネルをクリックします。
コントロールパネルが表示されてない場合は、ログインしたユーザーに管理者権限が付いてない可能性があります。
管理者権限のついたユーザーでログインしてください。

ネットワーク

コントロールパネル

接続性グループのネットワークをクリックします。

ネットワークインターフェース

ネットワーク

上部、ネットワークインターフェースのタブをクリックします。

LANの編集

ネットワークインターフェース

ネットワークインターフェースのタブを開くと、LAN・PPoE・IPv6 トンネリングと設定できるネットワークインターフェースが表示されています。

現在の状態を確認

編集する前に、LANの右のをクリックすると現在の状態が表示されるので確認しておくと良いです。
LANを選択した状態で編集をクリックします。

手動で設定する

LAN

初期状態では、「DHCPサーバーのネットワーク設定を自動的に取得する」にチェックが入っていると思いますので、「手動で設定する」にチェックをします。
そして、必要な情報を入力します。

IPアドレス:
指定したいローカルアドレスを入力します

サブネットマスク:
192.168.*.*のアドレスであれば、255.255.255.0となります。

ゲートウェイ:
基本的にはルーターのIPアドレスを入力します。

DNS Server:
上記ルーターのIPアドレスで問題ないと思いますが、パブリックDNSを入力する事も出来ます。

デフォルトのゲートウェイに設定」にチェックを入れOKをクリックします。

設定するIPアドレスは、ルーターでDHCPサーバーが稼働していると思うので、DHCPの割当範囲を確認し、範囲外のIPアドレスを指定してください。
範囲内の場合、再起動やタイミングによっては他の機器でIPアドレスが重複してしまいトラブルになります。

まとめ

NASは、DHCPサーバーによるIPアドレスの自動割り当てでも使用できますが、ルーター同様、常時アクセスできる状態で使用することが多く、複数の端末からアクセスすることも予想されます。

DHCPサーバーによる自動割り当てではIPアドレスが定期的に変わってしまうので、場合によっては「NASが見つからない」「ネットワークフォルダが見れない」などのトラブルに見舞われることもあり、トラブル時にはIPアドレスを調べることから始まるかもしれません。

IPアドレスを固定化することで、トラブル時の問題の切り分けを減らすことにもなりますし、多機能NASの機能でWebサービスを起動する場合に、ルーターでポート開放の手順が必要になりますが、その際、NASのIPアドレスを固定することは必須となります。

家庭内でネットワークに接続し、IPアドレスを必要とするIoT家電が増えてきているので、一度、ルーターのDHCPサーバー設定やIoT家電などのIPアドレスを確認してみるのも良いですね。

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