
iPad Pro 12.9インチ が届いたので、購入に至った経緯と使い勝手について少々。
今までの使用ツールと現状
当方の普段使用しているツールは、メインにMacBookPro13インチ2013と職場のWindows10、モバイルツールで、iPhone11ProMaxとiPad第6世代にApplePencilとLogitech SLIM FOLIOを装着して使っています。
MacBookPro13インチ2013は、古いですがi7にSSD768GBだったかな?なので、普通の使い方で特段問題はありませんが、Photoshopだと少し重いかな?といった感じ。
職場のWindows10は、新しく現行Photoshopの推奨環境を満たすスペックなので、なんの不満もありません。
ですが、常用モバイルとしては大きく重たいので難しいく、全くダメではありませんが、ACアダプターがデカい。
モバイルツールは、iPad第6世代+ApplePencilとキーボードの組み合わせが、思った以上に使い勝手が良く、簡単なメールのやり取り、仕事の打ち合わせは、ほぼiPadで済んでしまいます。
そんなiPadですが、肝心な時にApplePencilの充電が無かったり、キャップがよく外れ行方不明になる事、キーボードも静かな環境だと打音がカチャカチャと大きく、また、WordPressの更新となると画面サイズが小さくストレス無く編集とまではいきません。
なので、モバイル性は損なわず、iPad以上MacBookPro以下のツールを検討しました。
検討候補
現状の環境を更に快適になればと使い勝手とコストを考え候補を絞りました。
iPad Air 第4世代 10.9インチ
iPad Pro 第2世代 11インチ or 12.9インチ
MacBook Air
MacBook Pro 13
検討項目
コストパフォーマンス
まず、一番大切なコストから
※iPadはWifiモデルで検討しました。
iPad Air | iPad Pro 11 | iPad Pro 12.9 | MacBook Air | MacBook Pro 13 | |
ストレージ容量 | 256GB | 256GB | 256GB | 256GB | 256GB |
CPU | A14 Bionic | A12Z Bionic | A12Z Bionic | Core i3 | Core i5 |
本体価格 | 79,800 | 95,800 | 115,800 | 104,800 | 134,800 |
どれも特徴が有り単純なコスト比較はできませんが、今まで無印iPadの上位版の様な位置付けだったiPad Airが、第4世代からiPad Proと似たフォルムになり、最新のA14CPUと第2世代ApplePencilに対応している事を考えると、79,800円はコストパフォーマンスが高いように思えます。
ただし、用途を考えるとiPadの場合、キーボードを追加で購入しなくてはいけません。
モバイル性とキーボードを考えると、MacBook Airがトータルコストで一番安価に収まりそうです。
手書き性能
コストと使用シーンを考えた時、MacBook Airであればバッテリー持ちも良さそうで、短期間の出張であればACアダプタを持たなくても大丈夫そうですし、スタバなんかでサッとMacBook Airを出して作業すると格好いいだろうなと妄想しましたが、手書きが出来ないことを考えるとMacBookは却下となりました。
そうなると、どのモデルのiPadにするのかと言うことになります。

ApplePencilは、第2世代になり無接点充電になったので、iPad本体にマグネットで装着するだけで充電・ペアリングが可能になり第1世代の不満要素は無くなりました。
当然、キャップが無いので紛失で悩むこともありません。
無印iPadは、現行モデルでも第1世代のApplePencilしか対応してませんが、候補の第4世代iPad Airは、iPad Pro同様に第2世代ApplePencilに対応しております。
iPad AirとiPad Proの手書き性能の違い
では、第4世代iPad Airと第2世代iPad Proの手書き性能の違いはと言うと、リフレッシュレートによる描画速度の違いが有りそうです。
第4世代iPad Airのリフレッシュレートが60Hzに対して、iPad Proは「Pro Motion」と言う倍の120Hzの描画速度となっております。その為、手書きの描画速度に差が生まれそうです。
画面サイズ
iPad AirとiPad Proでは、Pro Motion以外にも違いが有りますが、今求める要素としてはAirとProで大きく変わらないと思いました。しかし、iPad Airに無い選択肢として、12.9インチの画面サイズです。
今まで使っていたiPadは9.7インチで、片手で持てない重さではなく、ウェブサイトの閲覧や電子書籍ではベストだと感じていましたが、WordPressの更新やExcelの編集などでは画面の狭さを感じていたので、その部分の解消であればiPad Pro 12.9インチの選択となりそうです。

検討結果 – iPad Pro 12.9インチモデルの購入を決定!
以上の検討から、iPad以上MacBookPro以下のツールとしてiPad Pro 12.9インチ256GBモデルに決めました!
決めては、モバイル性は下がりますが、12.9インチの画面サイズの大きさと、手書きを多く使うことから「Pro Motion」に惹かれた事です。
なので、必然的に第2世代ApplePencilとキーボードを発注しました。
Magic Keyboard or Smart Keyboard
キーボードの選択肢は、タッチパッドが付いたMagic Keyboardか、タッチパット無しのSmart Keyboardの2択となります。
タッチパットが有ることで、よりMacBookの様に使える気がしましたが、タッチパネルのiPadでタッチパットの必要性が解りません。
購入前に、iPadにBluetooth マウスを接続してみましたが、iOSのアプリはタッチ操作が基本なので、カーソルが表示されてもデスクトップの様に操作できる訳ではありませんでした。
なので、キーボードはSmart Keyboradをチョイスしました。
実際購入してみて – 使用レビュー

発注から約1ヶ月、キーボード、ペンシル、本体と順に届き全て揃いました!
早速、開封してみますが・・・
本体が思っていたより、大きく感じるぞ

サイズについては、購入前に寸法通りに段ボールを裁断し、片手で持ったりビジネスバッグに入れてみたりとイメージしていたつもりですが、デカかった。
iPad Pro 12.9インチは、A4サイズ用紙と同じくらいとなります。
あとは、サイズ感もですが、やはり12.9インチは重たいです。
Smart Keyboardは正解!
Magic Keyboardも魅力的では有りましたが、私はSmart Keyboardがベストだと思います。
シンプルで単純な保護ケースの様な薄さです。キーボード使用時の角度は2段階で調整でき、また、キーボードを裏返し普通のタブレットとして使用することができます。Magic Keyboardではキーボードを取り外す必要があります。

キー表面は、布にラバーコーティングした様な素材で指紋が目立ち難くく、キーピッチも12.9インチサイズのため広く、普通のノートPCと同じ感覚で打つことが出来ます。
予想外だったのは、打音はカチャカチャでは無いものの、それなりに音はします。
Magic Keyboardは持ってないので比較できませんが、Smart Keyboardの方が軽く、重たい12.9インチなので少しでも軽い方が良いですよね!
第2世代ApplePencilの使い心地は!?
私は普段、手書きアプリは「NoteShelf」を使用しているので、早速、書いてみました。
確かにPro Motionの恩恵はあるように思います!雑に書いても書き遅れをあまり感じませんし、画面のスクロールが滑らかです。
第2世代から付いた機能で、指でペンをダブルタップすると、ペンと消しゴムを切り替えれます!コレが凄く便利です。

ただ、ペーパーフィルムを貼って使用していた、第1世代と比較して感動するような違いは感じられず、手書きについては、第4世代iPad Airでも十分な気がします。
実際、WordPressの編集は出来るのか!?
この記事は、今回買ったiPad Proのみで文書から写真まで編集しています!
画面サイズが大きいので、写真の挿入や、表の作成もノートPCと同じ感覚で作業でき、ストレス軽減に大いに役立っています。
キーボードも打音は改善出来ませんでしたが、キーピッチが広いので長時間打っていても肩に負担が少ないように思います。
なので、結論としては、この環境でWordPressの編集は可能です!
ですが・・・
第4世代iPad Airでも良いかも・・・
と言うのも、今回、WordPressで作業していて、iOS版のPhotoshopを使用してみましたが、画面が広く使い易いだろう!と考えていたものの、デスクトップ版のPhotoshopとは違い、フィルタなどは簡易的にしか使えず、トップ画像もテキストとレイヤー画像の差し替え程度しか編集していません。
なので、画像処理はPCに頼らざるを得ないと解りました。
となると、iPad Pro 12.9インチの大きなメリットは、画面サイズとなりますが、よくよく調べると第4世代iPad Airは外寸は大きくなって無いですが、iPad Pro11インチと同様のフォルムになり、第6世代iPadと比較して解像度が上がっています。
第6世代iPad | 第4世代iPad Air | 第2世代iPad Pro 11 | 第2世代iPad Pro 12.9 | |
サイズ | 240mm x 169.5mm | 247.6mm x 178.5mm | 247.6mm x 178.5mm | 280.6mm x 214.9mm |
重量 | 469g | 460g | 471g | 641g |
解像度 | 2,048 x 1,536 | 2,360 x 1,640 | 2,388 x 1,668 | 2,732 x 2,048 |
なので、第6世代iPadを使っていた事を考えると、第4世代iPad Airか第2世代iPad Pro 11インチでも、画面の狭さは改善できていたかも知れません。
となると、Photoshopを考えれば、そもそもMacBookですし、モバイル性・性能・コストパフォーマンスと総合的にみて、第4世代iPad Airが良かったのかもしれませんね。
と言ってもiPad Proですよ!コレから色々堪能してみます!